綺麗目デザインから現代風YAMAHAデザインを与えられた2025年モデルのYZF-R3。
下に250cc枠のR25がいるため印象の薄い感じがするが、より豊かなトルクとパワーがあるため乗りやすく、使いやすい車両となっている。
コスパは250ccが良いが、よりスペックが高く、楽に遠出もこなせるバイクが欲しいならばR3も候補として考えるべきだ。
2024年モデルのYZF-R3
そんなYZF-R3が最高のスタイリングを手に入れて発売される。
見た目が最も未来感があり、グラマラスなデザインでかなり良い。中身は現行のそのままだがそれでも検討する価値は十二分にある。
妥協なきデザイン
バイクという乗り物は単純にカッコ良さが重要な乗り物だ。
便利さは皆無な乗り物であるがゆえに刺激とカッコ良さが重要になるのだが、このYZF-R3は購買意欲をそそられるくらいカッコイイものに進化した。
以前は少し控えめなデザインで、攻撃的なデザインが苦手な人にはちょうどいい良く感じられたが、スポーツバイクとしては物足りなさがあった。だがこのマイナーチェンジでライバルに負けないフォルムを手に入れてきた。
特徴的なLED2本の複合したライト
中央にヘッドライトを持ってくるのは今のYAMAHAのトレンドだが、LEDのポジションライトも複合的でより特徴的に進化している。
完全にSSのフロントだ。
流行りのウイングレットも装備し、隙のないバイクとなっており、初心者はもちろんベテランライダーも楽しめる一台ではないだろうか。
スペックはそのまま
- 排気量:321cc
- エンジン:直列二気筒
- 馬力:42馬力
- トルク:29.5N・m
変わらない2気筒エンジンはそのままだが、321ccもあるためトルクフルで、低速域で豊かなトルクを発生させフラットな特性は乗りやすさを実現している。
もちろん回しても楽しいバイクで、10750rpmで最大馬力42psを発生させるため、十分刺激的だ。
そして贅沢にもフロントに倒立式フォークを搭載しているため、かなりの旋回性能も誇る。
必要十分というより、高性能と表現するほうが正しいかもしれない。
そしてこの2025モデルからアシスト&スリッパークラッチが標準装備されるため、クラッチ操作が軽くなり、バックトルクも軽減されるため、非常に乗りやすくなる。
メーターデザインも変更される
USBも搭載されるため不便を強いられる心配はない。快適に目的地まで運転できるはずだ。
カジュアルに、でも時にスポーティに走ることができるベストバランスを実現しているのがこのYZF-R3だろう。
より乗りやすく進化
シート形状とテール形状を変更することにより、2024モデル同様のシート高780mmでありながら乗りやすくなっている。女性ライダーも多いYZF-R3ならではの配慮で、こういった改善を行うからこそ多くのライダーに愛されるのだろう。
乗りやすいことは大事だが、それでいてかっこよさも両立している。
かなり期待できる。
追加装備分は価格上昇か
おそらく数万円は価格が上昇すると思う。
物価高や利益幅確保優先となった現代においてこれは仕方がないことだが、中身が旧型のままということもあって控えになると予想される。
ユーザー層は価格上昇を望まず、高スペックは必要とないと感じているからこそ市場を意識して、ユーザーの望む形での販売となると思う。
だが機能も追加され新しいデザインを与えられているため、少しの価格上昇は許せる範囲だろう。
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