ホンダからCB1000ホーネットの情報が2024.12.12に発表された。
ホーネットといえば過去にホーネット250、600、900のモデルが存在しており、特に250が人気だった。どのモデルもCBRのスポーツエンジンを搭載しており、250はCBR250RRの四気筒エンジンを搭載しており、250ccながら官能的なモデルだった。
そして令和となり、1000ccモデルのみだがホーネットが復活した。
ホーネットはスズメバチという英名だが、その名にふさわしく攻撃的なモデルなのは間違いない。
ストリートファイター系の見た目は如何にもという感じでとてもカッコイイ。スタイリッシュでありながらボリュームのあるボディをしており、ただ速いだけではないのがこのストリートファイターであるCB1000ホーネットの魅力のひとつだ。
CB1000ホーネットのスペック
CB1000ホーネット | CB1000ホーネットSP | CB1000R | |
価格 | ¥1,342,000 | ¥1,584,000 | ¥1,670,900 |
型式 | 8BL-SC86 | 8BL-SC86 | 8BL-SC80 |
全長・全幅・全高 | 2,140×790×1,085 | 2,140×790×1,085 | 2,120×790×1,090 |
ホイールベース | 1,455 | 1,455 | 1,455 |
最低地上高 | 135 | 135 | 135 |
シート高 | 809 | 809 | 830 |
重量 | 211 | 212 | 213 |
燃費 | 22.0km/L | 22.0km/L | 23.0km/L |
エンジン型式 | SC86E | SC86E | SC80E |
エンジン種類 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒 | 水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒 |
排気量 | 999 | 999 | 999 |
最高出力 | 152ps/11,000rpm | 158ps/11,000rpm | 145ps/10,500rpm |
最大トルク | 104N・m/9,000rpm | 107N・m/9,000rpm | 104N・m/8,250rpm |
ガソリン | 無鉛プレミアムガソリン | 無鉛プレミアムガソリン | 無鉛プレミアムガソリン |
ミッション | 常時嚙合式6段リターン | 常時嚙合式6段リターン | 常時噛合式6段リターン |
フレーム | ダイヤモンド | ダイヤモンド | ダイヤモンド |
タイヤ 前 | 120/70ZR17M/C(58W) | 120/70ZR17M/C(58W) | 120/70ZR17M/C(58W) |
タイヤ 後 | 180/55ZR17M/C(73W) | 180/55ZR17M/C(73W) | 190/55ZR17M/C(75W) |
ブレーキ 前 | 油圧式ダブルディスク | 油圧式ダブルディスク | 油圧式ダブルディスク |
ブレーキ 後 | 油圧式ディスク | 油圧式ディスク | 油圧式ディスク |
懸架方式 前 | テレスコピック式 (倒立サス/ビッグ・ピストン・フロントフォーク) | テレスコピック式 (倒立サス/ビッグ・ピストン・フロントフォーク) | テレスコピック式(倒立サス) |
懸架方式 後 | スイングアーム式 (プロリンク) | スイングアーム式 (プロリンク/TTX36) | スイングアーム式(プロアーム) |
出典:https://www.honda.co.jp/CB1000、https://www.honda.co.jp/CB1000R/
CBR譲りのエンジンを搭載したネイキッドといえばCB1000Rがあったが、同等のスペックで価格が30万円ほど抑えられている。上位グレードのSPでもCB1000Rと比べ安くなっているのだからホンダは売る気で作ってきているようだ。
CBR1000RRのエンジンをベースにより乗りやすくした仕様のこのエンジンは低速域のトルクが豊かでパンチが効いている。SPを選べばさらに高出力で豪華な性能を手にすることも出来るため、価格を選ぶか性能を選ぶかになるのだが、余裕があるのならSPを選んでおくのが後悔がないだろう。
SPには可変排気バルブをマフラー内部に設置し、エンジンの回転数に応じてバルブ開度を変化させ、最適化されているためよりトルクフルで鋭いふけ上がりに寄与している。
高いねじり剛性を持つ新フレームを採用、さらにショーワ製サスペンションにより軽快でアクティブな性能を持つ。ショートギアレシオも採用しているため、子気味の良い性格で楽しさと速さを両立したモデルだといえる。
上位グレードのSPには、調整可能なオーリンズ製TTX36リアショック、クイックシフター、ブレンボ製Stylemaブレーキなど採用しているため、更なる性能を求めるなら出力も高いSPにするのが間違いない。
最新モデルだけあってメーターも5インチフルカラーTFT液晶メーターを採用しているため、スマホとの連携も可能で実に快適でいて視認性も良い。
多くの情報をまとめて表示できるため見た目も良いがそれ以上に便利なのがマルチタイプのメーター。当然のように採用しているところが嬉しい。
CB1000ホーネットのカラーリング
カラーリングはそれぞれ一色しかないため、迷うことはないようになっている。
通常モデルのCB1000ホーネットは「パールグレアホワイト」を採用し、高級感と軽快さをイメージさせるカラーリングとなっている。
SPには「マットバリスティックブラックメタリック」を採用し、より高級感を演出している。ゴールドのホイールも黒とマッチしていて非常にカッコいい。
どちらモデルも大人が乗るに相応しい落ち着きの感じる色となっており、走りを意識させるフォルムでもあるため、遊び心のある面白いバイクとなっている。
シンプルなカラー展開はコストを抑えると共にスマートさを感じさせるため、個人的には非常に良いと思う。
おそらく今後は毎年限定のカラーリングを展開していき、購買意欲をかき立てる戦略なのだろうが、術に見事にハマッてしまう人はおそらく少なくはないだろう。
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